遅すぎる球春到来と2020年のベイスターズ
球春と言うには、じめっとして暑すぎる季節になってしまいました。誰のせいでもない日々が積み重なり、ようやくこうして日常が、ハレの日がやってきたこと、本当に嬉しく思います。
まあ雨予報なんですけどね。さすがです、横浜も今永も。
さて、そんなわけで2020年の横浜DeNAベイスターズです。
投手陣
開幕ローテーションが今永、ピープルズ、平良、濵口、坂本の5人までは確定。残り一枠を井納か櫻井、はたまた大貫か中川か…といったところ。
東の手術、上茶谷の怪我、石田のリリーフ起用というところで理想からはずれてしまった感じがありますね。上茶谷が戻ってくるまでなんとか5人で3勝2敗を重ねてしのぎたい…といったところでしょうか。シーズン中盤以降は昨年同様、石田が先発に戻ってくるということもありえるでしょうし、相変わらず綱渡りな起用になっていく気がします。
リリーフは山崎、三嶋、石田、パットン、国吉、武藤、平田、伊勢が開幕一軍。外国人枠の関係か、はたまた怪我明けのためかこれまで大車輪の活躍をしていてくれたエスコバーが抜けているのは痛いところです。またこれによる左腕不足で石田がリリーフ待機になってしまったのも玉突き事故という感じですね…。二軍から砂田や古村、濱矢などが突き上げてくれるといいですね。練習試合で好調だった平田が去年の国吉のような働きをしてくれると嬉しいですね。
野手陣
開幕戦のスタメンは発表されていて梶谷、ソト、オースティン、佐野、ロペス、宮崎、伊藤光、P、大和の布陣。このスタメンがどれだけ揃うかは分かりませんが、少なくとも投手陣のような怪我による離脱などはなく、ベストメンバーといえるでしょう。
キーになるのは新4番であり新キャプテンの佐野…ではなく、1番に入る梶谷になると思います。練習試合でも梶谷が出塁から多くの得点チャンスを生み出していましたし、1番の出塁能力が懸案事項だったベイスターズですから、梶谷がどれだけ好調を維持できるかが勝敗を左右しそうです。佐野は前後で強力な打者がサポートしてくれていますし、去年発揮した力を見せてくれれば何も問題はないでしょう。
佐野が抜けたあとの代打一番手が、ここまで好調を維持している乙坂になるのかなと思います。気合の入ったプレーやコメントを各所で見せてくれていますし、切り札としてはもちろん、外野のサポートとしてもいい働きを見せてくれるのではないでしょうか。
外野のサブが乙坂なら、内野のサブは柴田です。守備の安心感はさることながら、打撃も年々力強さを増してきています。シーズン終盤ではもしかしたらスタメンとしての地位を奪っているのではと期待をしています。
今年はこれまで以上の過密日程となり、例年とは疲れ方がまるで違ったものになってくると思われます。そうなったときに問われるのは、チームとしての層の厚さではないでしょうか。レギュラーではない選手がどれだけ穴を埋める働きができるか。乙坂や柴田はもちろんですが、ベンチ入りしているメンバー、そして二軍で調整をしている石川や神里、若手の伊藤裕季也や細川、蝦名らの突き上げが必要になってくるでしょう。難しいシーズンですが、それだけに優勝の可能性は高いとも言えます。なにせ戦略家のラミレス監督ですから、その手腕に大いに期待しましょう。
待ちに待った日常。決していつもどおりではないけれど、それでも当たり前のように野球が見られる幸せを噛み締めて。
いよいよ2020シーズンの開幕です。今年も楽しんでいきましょう。
地元開幕
NPBは二年前Aクラスのチームがホーム開催になるそうで(今まで気にしたこともなかった)二年前にAクラス入りした横浜は今年が久しぶりのホーム開催です。こんなに嬉しいことはない。横浜の記念試合というと大抵雨が降っている印象ですが今年は今の所そんな雰囲気もなく迎えられそうなのも喜ばしいです。これでメンバーが万全なら言うことはなかったんですが…まあ、シーズンは長いですし、必要な時に戻ってきてくれるでしょう。
今年はやはりドラフト新人の東選手に神里選手、それからもちろん宮本選手や楠本選手の活躍に期待したいですし、ウィンターリーグから好調を維持している佐野選手が数少ないであろうチャンスに輝いてくれたらいいなと思っています。それから今年一番の目玉はやはりなんといっても大和選手。大和選手が加入したおかげで二遊間に厚みが出来、疲れを考慮した起用が出来るようになったのは非常に大きなことです。けが人が戻れば先発陣も安定していますし、あとはリリーフ陣の疲れが心配ですが、オープン戦では国吉選手、三嶋選手ら去年はあまり登板機会がなかった選手が気を吐いていましたので、こちらも披露を考慮して戦い抜いていけるのではないかと淡い期待を寄せています。
とにもかくにも開幕です。20年ぶりの頂点を目指す戦い、楽しみにしていきたいですね。
19年前はファンじゃなかった
プロ野球の全試合が終了しました。
横浜DeNAベイスターズはシーズンで3位になり、CS1stを勝ち上がり、CSFinalも勝ち上がり、そして日本シリーズを2-4で終えることになりました。
19年前。1998年、僕はまだ横浜ベイスターズのファンではありませんでした。ですからあの時は、悔しさを持って、横浜ベイスターズの胴上げを見ていました。
そして今年、ベイスターズは19年ぶりに日本シリーズに進出しました。しかし、僕はそれよりも少し短い時間しか共有していません。だからかもしれません。勝っても負けてもいいと。選手たちが日本シリーズを体験することが一番だと、そう思っていたのは。
しかし、第5戦。8回表柳田選手と山﨑選手の打席を見てから、そうは思えなくなりました。勝ちたいと思いました。点は取れる時に取るべきであり、試合は勝てる時に勝つべきであり、日本一はなれる時になるべきだと思いました。
だから今、とても悔しいです。これまでのシーズンのどれよりも悔しい。ホークスに敗れ日本一になれず、広島に敗れペナントも取れず、阪神に敗れシーズンを勝ち越すこともできなかった。勝てなかったことが悔しいし、明らかなチーム力の差が悲しい。
けれど、本当に、これまでのどのシーズンよりもドキドキし、ワクワクし、心から楽しかった一年でした。
これからオフシーズンが始まります。これまでよりもものすごく短いオフシーズンです。たくさん見つかった課題をこんなにも短い期間にどうにかできるのかと心配にもなりますが、それを糧として来シーズンの開幕を待ちたいと思います。
願わくば来年こそ、全チームに勝ち越し、ペナントを取り、日本一を掴み取れますように。チームと共有したこの想いを持って、これからも応援していきたいと思います。
…あー、勝ちたかったなあ。
2017年ベイスターズ展望
山口選手のFA補償として平良選手の獲得が報道されました。この先トレードや新たな外国人選手獲得があるかもしれませんが、まあ、現状このメンバーで戦っていくことになるでしょう。ということで自分なりに妄想しつつ、今年の展望を書いていきます。
- 先発
井納、石田、今永、クラインが確定。5,6番手を久保、ウィーランド、三嶋、濱口、熊原が争う形に。二軍は平良、飯塚、綾部、京山が主でしょう。ウィーランドが入るかどうかで一軍の外国人枠の使い方が変わってくるので重要なポイントになりそう。
- 中継ぎ・抑え
須田、田中、三上、山崎のおなじみカルテットにパットンと砂田が確定。残り一枠を争う形になりそう。砂田は先発で使いたいけど、2016年を見てると中継ぎのほうが輝きそう。林、大原、福地、野川の中から2人安定して上で投げられるようなら砂田を先発に戻せると思いますが。あとは新人の水野くんも先発で見たいけど、今年は中継ぎかなあ。
- 野手
筒香、梶谷、ロペス、桑原、倉本が確定との報道。残るセカンドとサード、キャッチャーを争う形。スタメンに一番近いのは宮崎だけど、セカンドとサードのどちらで使うのか。セカンドならサードは白崎か山下、サードならセカンドは石川か田中ということになりそう。あと、ウィーランドが二軍ならエリアンがセカンドのファーストチョイスになると思われる。キャッチャーは戸柱が主に務めることになると思うけど、二番手が高城か嶺井かは分からないかなあ。高城は山口専属なところもあったし、嶺井は打撃がいいのとリードが戸柱・高城とはまったく違うとの話もあったし、今年は嶺井が第二捕手として上にいることが多くなるような気がします。
2016年は三位に入り初めてCSを体験しました。今年は山口選手が抜けるなど厳しい船出となっていますが、1つでも順位を上げて、僕達の時代が来ることを期待したいです。今年の期待は先発なら三嶋、中継ぎなら野川、野手なら山下かな。少しでも下からの突き上げがあることを祈ってます。