ハコブロ

箱には無秩序に日常が投げ込まれているよブログ

電脳コイル #24 メガネを捨てる子供たち

神回。やばい、もう、これはやばい。
前回は熱いテンションで突っ走る神回だったけど、今回は深く静かな場所をゆっくりと時間をかけて最期の一瞬に光らせる、そんな素晴らしい回だった。
大人は子供からメガネを奪う。それは子供を保護するため。目に見えない、触れられない偽物など捨てて、正しい本物だけ見ろという。しかし、本物とは何だ。この心の痛みは偽者なのか。長い間、一緒に過ごし、そして死んでしまったあのペットとの記憶は偽物だったのか。この数ヶ月での、様々な出来事、様々な触れ合いは嘘だったのか。
そんなはずはない。目に見えずとも、触れられずとも、それらに触れて揺り動かされてきたこの心は本物だ。本物の、自分の大事な成長だ。それを否定など出来るはずがない。否定されていい筈がない。
子供は戦争をしている。それは同じ子供であったり、親であったり、わけの分からぬ何かである。そしてその、大人から見れば微笑ましく見えるような戦争だとしても、子供にしては圧倒的なリアルなのだ。
なんか凄いテンション上がって珍しくものを書いてしまった。いやー、ほんと良かった。おばちゃんもいい女でよかった。けどやっぱ、ダイチが一番おいしいよね、いろんな意味で。ダイチかっこいいよダイチ。大筋からは取り残されてしまったけど、大事なものを守ったきみはとてもかっこいいよ、ダイチ。