ハコブロ

箱には無秩序に日常が投げ込まれているよブログ

やっと読めた

カクレカラクリ?An Automaton in Long Sleep

カクレカラクリ?An Automaton in Long Sleep

分かりやすい、というのが第一印象だったな。森博嗣という作家が持つ魅力が感じやすい作品だったと思う。章ごとの序文も書き下ろしだからか、意図が伝わりやすかったしね。初めて読む人には割とお勧めなんじゃないかしら。珍しく暗号解読的要素があるし。いや、もしかしてGシリーズは暗号解読モノか?
いつものように動機、つまり人の意思を重要視というか、尊重している作品だった。時を越える遺志、小のために大を築く意思。それらが動き出した瞬間に語りきれない陶酔と快感がある。いやー、いい作品だったなあ。