ハコブロ

箱には無秩序に日常が投げ込まれているよブログ

著/宮村優子 原作/磯光雄『電脳コイル 1』

電脳コイル〈1〉 (トクマ・ノベルズedge)

電脳コイル〈1〉 (トクマ・ノベルズedge)

アニメの補填として購入したのだが、知りたいことは特に書かれてなかった。けど、1話から4話あたりをきれいに書かれてて、それはそれで得るものがあった。特に、イサコの精神的Mっぷりとヤサコの根本的Sっぷりが余すところなく描かれていたのがよかったな。ああ、ヤサコの金沢時代の話は珍しかったな、そういや。
しかしそれよりも、この作品の素敵なところは、この本がはっきりと子供の世界を書いているところにあると思うね。子供は大人とは違う、自分たちなりのルールで生きている。そういった世界を、子供たち自身の目線で書かれてる作品ってあまりお目にかかれないから、そういう点でも評価できると思うな。バッテリーなんかを読んだときも同じのを感じたっけ。もっかい読み直そうかしら。