ハコブロ

箱には無秩序に日常が投げ込まれているよブログ

感想待ちが5冊、読んで無いのが4冊

僕が最初に読んだライトのベルというのは、何を隠そう魔術士オーフェン第一作目の『我が呼び声に応えよ獣』だった。確か高専1年のことだ。その前年にオーフェンのアニメが放映されてて、それで興味を持ったのかもしれない。違うのかもしれない。そもそも僕は中学校の頃は小説なんてまったく読まない子どもだったのだから、何を思って図書館へ行って、文庫の棚をぶらつき、魔術士オーフェンなる作品を選んだのかは大いにミステリーだ。高専1年のオリエンテーリングへ行くときのバス移動の時間が暇だから何か持っていこう、という動機だったかもしれない。当時はゲームボーイカラー(そう、アドバンスですらなかった!)を持ってはいたが、それだけでは心許ないと思って、この一作目を手にしたのだ。
それから5年。高専にいた間にこつこつ読み進めていたが、最後の最後、これだけがどうしても読むことができなかった。それから3年経って(読み始めてから8年経って)ようやく、僕の初めてのラノベが終わりを告げたのだ。なかなかに感慨深い。読み始めて、領主とかイールギットとかイザベラとか誰やねんという感じで忘却のかなただったから大丈夫なのかと思ったけど、主要キャラだけはなんとか覚えていたのでどうにか読み進めることができた。
端的に言えば、あっさりとしたラストだった。こんなもんか? と思うし、こんなもんか、とも思おう。今まで、一作として長編を終わらせていない自分には分からないことなのかもしれない。分かりたいな、と思う。分かる日が来るのだろうか。まったく、分からないことばかりだ。
んでそういえば、無謀編のラストも読んでないから、頼むわNickelくん。