ハコブロ

箱には無秩序に日常が投げ込まれているよブログ

アサウラ『ベン・トー サバの味噌煮290円』

バカ小説。文を上手に書けるやつがバカなことをやったら大変なことになる、という見本のような作品だった。アサウラと言えば少女が銃を持ってヤクザと抗争をするような作品を読んだことがあるんだけど、その、なんだろう。これはほんとバカ小説です。大事なことなので二回言いました。
己の誇りをかけて半額になった弁当を奪い合う、というただそれだけの小説。しかし、だからこそ青春という言葉が持つ爆発するようなエネルギーを感じることができるのかもしれないとかそれっぽいことを書くけど、やっぱバカ小説です。何度でも言います。バカ小説です。
でもこれこそがライトノベルって感じるなあ。とりあえず茶髪の女子高生がもっと出張ればいいと思う。回収してない伏線あるし、続刊ちゃんと出るよね? まあ、出なくてもそれはそれでバカらしくていいんだけど。