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箱には無秩序に日常が投げ込まれているよブログ

漫画/伊藤悠 原作/佐藤大輔『皇国の守護者』5巻

皇国の守護者 5 (5) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 5 (5) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

まったく面白くて涙が出てくるぜ。なんなんだろうなこの、幸福と不幸を一緒の鍋で煮詰めたような作品は。くそっ、なんで終わっちまったんだ……。
北領終戦から俘虜生活、帰国までの戦争のない時期だったけど、姫様とのやり取りは戦争中と同等の緊張感があってよかったな。というか姫様が実に女の子らしくて良かった。123Pの1コマ目とか魅力的過ぎる。しかし今回はなんかやたらと崩し顔が多かったなあ。
そういえば実仁と羽鳥が初めて出てきたけど、どっちもそれなりに悪人面だったね。特に羽鳥のあの面構えはちょっとやばいだろう。というか、羽鳥は銀盤埋め込んでないのか。ずっと埋め込んでるものと勘違いしてたぜ。
しかしさ、こういう終わり方をすると、実は皇国の守護者って凄く切ないラブストーリーのように思えてくるから不思議だよね。新城の実ることのない悲恋の物語とか、そんな感じ。実ることのない悲恋って、なんだそれは俺たちのことか? みたいな、な!
……ちくしょう、なんで、なんで終わっちまうんだよ……ちくしょう……。
(追記)あ、あと、天霧冴香個人副官殿はいま泣いていいと思う。そして逆に佐脇は自分の幸福を喜ぶべき。