ハコブロ

箱には無秩序に日常が投げ込まれているよブログ

森に目がない

λに歯がない (講談社ノベルス)

λに歯がない (講談社ノベルス)

カクレカラクリより先に来た。これがメディアミックスの差だろうか。
Gシリーズの5作目だ。5作目というと、今までもどこかターニングポイント的なところがあったけど、今回もやっぱりそんな感じを匂わせている気がする、というだけで実際のところは良く分からん。赤柳さんの正体をつかめそうな部分があったけど僕にはイマイチ分からんかった。
伊豆の踊子・温泉宿 他四篇 (岩波文庫)

伊豆の踊子・温泉宿 他四篇 (岩波文庫)

課題図書。
今まで読んだことなかったのだが、想像とぜんぜん違って、切ない青春恋愛小説だった。なぜか僕は伊豆の踊り子の内容を『踊り子を連れて逃げるが山道から転げ落ちて死んでしまう』と勝手に捏造していて、「ああ、こんな内容だったのか」と衝撃を受けてしまいましたよ。しかしどっからきたんだろうねこの勘違い。あと、最初に読んだ川端康成が浅草紅団だったから、あんまいい印象持ってなかったってのもある。あと、雪国もまだ読んでいない。
それにしてもこの時代の作品はロリコンが多いなあ(痴人の愛とかね)。