ハコブロ

箱には無秩序に日常が投げ込まれているよブログ

緑と赤

森博嗣【四季 春】
ISBN:4061823337
四季 夏
ISBN:4061823396
『春』は途中で「ふりだしにもどる」をやったので時間かかった。まあ、確かめるだけだったからそんなにかかってはいないが。
基本が「客観の四季」だったので、四季の天才性が際立てられてる気がした。
赤緑白黒を返した後だったので紅子との会話を楽しみきれなかった。残念。
『夏』の方は「主観の四季」に変わってた。なんだか中期の萌絵(『私的詩的ジャック』とか『幻惑の死と使途』あたり)を思い出した。
保呂草とか祖父江とかがいい役やっててニヤリ。そして各務が二冊に渡って出ずっぱりで惚れた。
そしてこの巻で一番感動したのはエピローグの引用の「愛の神には親がいない〜」の部分だという。愛ははじめからそこにあったなんて、なんか、素敵やん?