ハコブロ

箱には無秩序に日常が投げ込まれているよブログ

確かな価値

少し変わった子あります

少し変わった子あります

すごい。これがユニークということか。鋭利な刃物がなんの抵抗もなく体に入ってくるように、孤独が体全体に染み渡っていく。
この本を読んでいると、世界に自分しかいないかのような錯覚を覚えられる。それだけでもうこの作品の価値はあるだろう。本当に美しい作品だった。
個人的には「ほんの少し変わった子あります」がよかったなあ。