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箱には無秩序に日常が投げ込まれているよブログ

CFGはメジャーコード THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ 感想

前年9月から半年に及ぶシンデレラガールズ7thライブツアーが千秋楽を迎えました。今回は3chordと銘打ち Comical Pops、Funky Dancing、Glowing Rockと方向性の違う3公演を行ったわけですが、本当にデレマスの楽曲というのは多彩というか、こんな魅せ方が出来るようになったんだなと深く感じる一年でした。思えば前回の6thもリミックス曲中心のものや春夏秋冬の遊園地というコンセプトでライブを行っており、デレマスのライブの方向性というものが明確になってきたんではないでしょうか。今後も特定のコンセプトのもと、様々な角度から楽曲に光を当て、新鮮さを感じさせるライブを行ってくれると期待しています。

また今年度はデレステコラボイヤーの名の下、ゆず、DJ KOO from TRFT.M.RevolutionX JAPANの楽曲を混ぜ込んできました。デレマス単独でもたくさん楽曲があるのになぜカバー曲を行うのかと不思議に思うところですが、むしろデレマスのライブコンセプトがしっかりしてきたからこそ、カバー曲を行っても原曲のイメージに引っ張られることなく、デレマスのライブっぽいと思わせられるようになったということかもしれません。こういうところからもコンテンツとしての成熟を感じられるのではないでしょうか。また、CFGというメジャーコードの隠喩から、デレマスもいよいよ自らをメジャーだと名乗る決心をしたと邪推するのも楽しいかもしれません。

今回のライブツアーを振り返ると、千秋楽の衝撃が本当に大きすぎるのですが、どの会場も非常に楽しかったと言い切れます。本当に、本当に楽しかった…。本当に……。また生バンド呼んでくれ頼む…たまにでもいいから……もっとシンガロングさせてくれ……ていうか跳ばせてくれ……頼む……。

以下適当に
  • 『comic cosmic』、『ミラーボール・ラブ』、『Unlock Starbeat』といった楽曲や揃いの共通衣装など、コンセプトを体現する小道具がバッチリ決まってたのも印象的でしたね。『Unlock Starbeat』でドセンにさっつんが立ってるのを見ただけで我の目にも涙でした。
  • 『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!』のmiroirや『Fascinate』のvelvet rose、数年ぶりに新規追加されたアイドルながらいきなりボイスと楽曲を持って登場という、緊張半端なかっただろうなと思われる二組も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたね。個人的には颯は好きなタイプなので見守っていましたが、4人共緊張感を感じさせながらもしっかりと魅力を見せてくれたと思います。
  • 『秘密のトワレ』や『クレイジー・クレイジー』、『夢幻ノ救憐唱』に共通曲の『True Colors』も、非常にライティングが素晴らしかった。6thくらいから光の使い方が印象的になってきた気がするんだよな…素晴らしいことです。
  • 『Gossip Club』、『Secret Day Break』、『Gaze and Gaze』とサプライズ曲とユニットが用意されていたのも特徴的でしたね。大阪は無いと見せかけてからの登場だったので衝撃もさらなりといった感じでした。
  • 『夢をのぞいたら』、『Sun! High! Gold!』の総選挙楽曲とゲストアイドルも初々しくてよかったですね。特にみんなまとっている雰囲気のようなものがアイドルさんと似通っていて、歌って踊られると急に実在性というものが上がったような気がします。
  • 『キミのそばでずっと』を歌う天野聡美と森下来奈は本当にヤバヤバでしたね…。完全に二人の世界だったし、その後のミス・フォーチュン楽曲にシームレスに繋がっているなと思います。いやしかし凄い…。
  • 天野聡美はソロ曲『谷の底で咲く花は』も大変素晴らしく、小さなセンターステージに一人っきりで歌う姿というのは過去の震えながら『in fact』を歌う佐藤亜美菜を思い起こさせ、デレマス内の歴史と継承というものを感じずにはいられませんでした。いやあ、いいものを見ました。
  • 『さよならアンドロメダ』の柱に歌詞を映す演出天才でしたね…ちゃんとボーナスはもらえただろうか……。
  • 『サニードロップ』は想像の中の『サニードロップ』そのままで完璧だったし、6分間というデレマス楽曲最長の『もりのくにから』をたった一人で表現しきってみせた高橋花林めちゃくちゃ天才の仕事だった。
  • 『クレイジー・クレイジー』→『バベル』→一日挟んで『Hotel Moonside』→『クレイジー・クレイジー』という流れが最高に最低だった。LiPPSただれてるわ。
  • 担当の楽曲『Needle Light』、コールが入って初めて完成する楽曲なので、ナゴヤドームというたくさんの同僚と一緒に作り上げることが出来て本当に良かったです。
  • 生バンド最高なので大阪の楽曲はどれも最高だし優勝です。サンキューロック。
  • そして生バンドなら必ずあるはずのアコースティックタイムを完全に失念してて「ああー! ああー、いや、あるよね……!!」って勝手になってた。どのアレンジも素晴らしかったんだけど、私の歌を聞けと全力でぶつかりに来てた渕上舞の『薄荷』と、完全にこちらを溺れさせるように歌われた牧野由依の『エヴリデイドリーム』は本当に出色の出来でしたね…。Masque:Radeのツートップはさすがでした。
  • 『アンデッド・ダンスロック』なにも文句はないんだけど頼むから、頼むから2DリッチMV再現して噛み付いてくれ…頼む……。それだけが望みなんだ……。
  • 『Max Beat』のカメラワークめちゃくちゃかっこよくなかったですか? ボーナスもらっておいてほしい。『生存本能ヴァルキュリア』にvelvet roseぶち込んだ人にもあげてほしい。
  • ゆずは問答無用に楽しく、DJ KOOのリスペクト溢れるプレイに狂喜乱舞し、T.M.Revolutionの向かい風に笑い、そしてX JAPANの『紅』に、ひと言では到底言い表すことの出来ない感情に襲われる。それはきっと、あのとき歌っていた松田颯水の表情から感じたものと同じ、全力で叫び、溢れる歓喜を抑えられず、しかし油断すれば一気に泣き出してしまいそうな、そんな何か。この日のこの感情は、まだしばらくこの胸に残り続けることでしょう。
  • 「輝子ちゃんは決して万人受けするアイドルではない」という言葉は僕もそうだと思う。しかしそれでもいいというのがデレマスで、その積み重ねがこの光景に繋がったというのは、とても素晴らしく誇らしいものに感じられるのです。
  • の流れからの『True Colors』が最高なんだよな…。エモ。エモエモのエモ。激エモ。

以上、お疲れさまでした。次は9月だ!