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箱には無秩序に日常が投げ込まれているよブログ

日記かくあるべし

数奇にして有限の良い終末を (I Say Essay Everyday)

数奇にして有限の良い終末を (I Say Essay Everyday)

I say Essay Everydayシリーズを今日、読破した。森博嗣作品群の中で、所持していたいと強く思うのはこの日記シリーズである。ここには森博嗣の生の思想と、そこへ至るプロセスがきっちりと書かれてる。
分厚くて、油断すると斜め読みになってしまったりするのだが、これを「読もう」というはっきりとした意志を持って読めば相当な価値を見つけられると思う。それだけ純度が高い作品だった。日記を作品として扱うなら、ここまでやらなくてはいけないのだな、という見本だと思う。自分はそこまで日記にいれこんでないのでやらないが(というより、出来ない)……。
このシリーズは読み終わったので次に浮遊研究室をと思ったのだが、図書館には無かったので別の森博嗣本を借りてきた。これらを先に読む予定。
森博嗣ミステリィ工作室』 メディアファクトリー ISBN:4889918027
『100人の森博嗣メディアファクトリー ISBN:4840107491
森博嗣のTOOL BOX』 日経BPISBN:4822244806